OG / OB Interviews 卒業生に聴くキャリアのこと:教えて!キソコーからのキャリア設計

キソコー出身の先輩が学生時代をどう過ごし、
いまどんな仕事に就いていて、将来をどう考えているのか。
キャリア設計に関するお話を伺ってみました!

高野 彩佳さん高野 彩佳さん

Vol.1:基礎と応用、2つの視点が仕事にも活きています。Vol.1:基礎と応用、2つの視点が仕事にも活きています。

高野 彩佳さん

パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 勤務
基礎工学研究科 物質創成専攻 物性物理工学領域 2019年修了

学生時代について教えてください。

高野:私が大学で物理を学ぼうと思ったときに基礎工学部を選んだのは、基礎工学部なら基礎と応用の両方の視点が学べると知ったからです。実際、大学では量子力学の考え方を使って、物質の性質、「物性」がなぜ起きるのかというのを研究していたのですが、例えば、金属が電気を通すという性質を、どうすれば産業に活かせるかという視点で学ぶのが工学部。理学部なら、その金属自体を学問として追究します。ところが基礎工学部では、将来に活かすためには、まず基礎的な理論を学ばないと応用のアイデアも浮かばないよね、と応用するために基礎に立ち戻る。2つの視点を持って考えるのが良いところだなと思いました。

高野 彩佳さん

学業以外に打ち込んでいたことは?

高野:女子ラクロス部のマネージャーをしていました。体育会所属のクラブだったので活動計画があって簡単に休んだりできず、自分の行動に責任を持たないといけなかったので、苦労も多かったですが、学ぶこともたくさんありました。部内では主務という役職を通して、組織の中での自分の役割や、目標に対するアプローチの仕方などを考えることで、社会生活にもつながる力が身についたと思います。
学生時代でひとつ心残りなのは、興味がありながら部活動が忙しかったりで、海外留学に行けなかったことですね。

現在の仕事内容について教えてください。

高野:自社製品の品質管理を担当しています。例えば、10年保証の商品が2~3年で壊れた場合、なぜそんな故障が起きたのかというメカニズムを解明することで再発を防ぐのが仕事。何がトラブルの要因なのかを検証するため、複数の要因を切り分けて実験を行うのですが、きれいに結果が分かれるものではないですし、ひとつの実験が数週間や数ヶ月かかるものもあるので、最初の条件をしっかり考えておかないと無駄になりかねません。限られた期間の中で結果を導き出さないといけない、というのが難しいところですね。でも、トラブルの要因を解明することで、社内の商品開発の方から感謝の言葉をいただけたり、直接自分のもとに声が届くわけではないですが、世の中のお客様から自社製品は品質が良いと思ってもらえている雰囲気を感じたりするとやりがいを感じますね。品質が良いというのは、会社のひとつの看板。その大きな特徴を強めたり、守れたりする立場である品質管理という仕事にとても魅力を感じています。

高野 彩佳さん

受験生にメッセージをお願いします。

高野:基礎工学部は、理学部の基礎的な視点と工学部の応用的な視点、その両方を学べるところが一番の特徴であり強みだと思います。私が就職活動中に感じたのは、理系女子の中でも物理を選択している女子は少なかったこと。ライバルが少なければ少ないほどアピールしやすいですし、物理学は、電気メーカーはもちろん、食品メーカーなど、どんな会社でも活かせる分野だと思いますよ。

理系女子の中でも物理を選択している女子は少なかったこと。ライバルが少なければ少ないほどアピールしやすい。理系女子の中でも物理を選択している女子は少なかったこと。ライバルが少なければ少ないほどアピールしやすい。
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